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熱田神宮の観光パワースポット4選|アクセス・周辺人気グルメまで

日本の観光スポットの一つ、愛知県名古屋に所在する「熱田神宮」についてご紹介しております。必ず訪れたい4つのパワースポットやアクセス方法、名古屋名物グルメまで、名古屋観光するにあたって必要な情報を掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。

名古屋駅からほど近い「熱田神宮」。国内では格式高い神宮としても有名で、近年では外国人観光客からも人気を集めています。

しかし、初めて名古屋に訪れた観光客の方はおろか、地元の方でさえ熱田神宮の歴史や境内のパワースポットをご存知でない方は意外と多いです。歴史を知った上で境内のさまざまなスポットを歩けば、より一層楽しめるかもしれません。

そこで今回は、熱田神宮の歴史やパワースポットを詳しくご紹介します。アクセス方法や近隣の名物グルメも併せてご紹介しているため、初めて熱田神宮に訪れる方はぜひ参考にしてください。

1. 1900年以上続く由緒正しき「熱田神宮」の歴史

熱田神宮は三種の神器の「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」が祀られています。

三種の神器とは、天照大神(あまてらすおおみかみ)から授けられたとされる「鏡・玉・剣」のことで、歴代の天皇に代々伝えられてきた宝物として現在もなお語り継がれています。

そんな草薙の剣が祀られている熱田神宮の歴史は古く、1900年以上前の第12代の景行天皇年間にまで遡ります。

日本武尊(やまとたけるのみこと)が尾張へ滞在している際、乎止与命(おとよのみこと)の娘である宮簀媛命(みやすめひめみこと)と結婚し、草薙の剣を妃の手許へ託しました。

その後、日本武尊が亡くなると、宮簀媛命は熱田に社地を定め、草薙の剣を奉斎鎮守したことが熱田神宮の起源と言われています。

そして昭和20年、熱田神宮は二度も戦災を受けてほとんどの社殿が焼失しました。しかし多くの方の復興作業により、境内の建造物の再建だけでなく、総合文化施設も建設され、熱田神宮は新しい時代にふさわしい神宮として生まれ変わりました。

熱田神宮は長い歴史の中で多数の宝物を所蔵しており、そのうち170点以上は愛知県の指定文化財にも登録されています。これらの宝物は熱田神宮常設の「宝物館」にて展示されているため、歴史に興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

2. 熱田神宮の観光におすすめ!4つのパワースポット

熱田神宮は、年間約650万~700万人もの参拝者が訪れる東海地方でも屈指の神社です。

約19万平方メートルという広さを誇っており、境内には「本宮」をはじめとした28の社があります。

上述のとおり、熱田神宮には歴史的にも興味深いスポットですが、近年は、境内にあるたくさんのパワースポットも話題になっています。ここからは、これらの中から厳選した4つのパワースポットをご紹介します。

2-1. ①本宮

熱田神宮を訪れたら必ず参拝しておきたいスポットが、メインの参拝所である「本宮」です。

本宮には、「五神さま」が祀られているほか、草薙の剣が奉安されています。また、熱田神宮の本宮の裏手には「こころの小径」というスポットがあり、本宮正面の向かって左側と右側にある、神楽殿の奥の小径から入ることができます。

2012年12月から一般公開となったスポットですが、入場できる時間は朝9時から夕方4時までと限られているため、注意が必要です。

2-2. ②清水社

本殿の東、御目神社の北、土用殿よりさらに奥に進んだところに、水を司る神様「罔象女神(みつはのめのかみ)」が祀られた「清水社(しみずしゃ)」があります。

この北側には「お清水さま」と呼ばれる湧き水が出ており、その中央にある石は「楊貴妃の石塔」であると言われています。

湧き水でお肌を洗うと美肌のご利益があるパワースポットとして、特に女性の間で人気が高い場所となっています。

2-3. ③楠御前社

正門をくぐって参道を直進すると、右手側の森の中に「楠御前社(くすのみまえしゃ)」が見えてきます。楠御前社は、イザナミノミコト・イザナギノミコトを祀った神社として有名で、楠を御神木として祭祀した社であることから、「楠御前社」と呼称されるようになったと言われています。

地元の方の間では、「子安の神」や「お楠さま」と呼ばれており、安産や縁結び、さらに病気平穏の神様として親しまれています。

また本宮授与所には、楠御前社に捧げるための「小鳥居」があります。小鳥居に氏名や干支を書いて奉献すると願いごとが叶うといわれており、賽銭箱の向こう側にはたくさんの小鳥居が並んでいることが特徴です。

2-4. ④大楠

熱田神宮の境内には、数えきれないほどの木々が生い茂っています。しかし中でも、ひときわ目立つ大きな7本の楠があります。この楠のことを「大楠(おおくす)」と言います。

大楠は、弘法大師が手植えしたクスノキとの伝説もあり、樹齢は1000年以上と推測されています。

そして、7本の大楠の中でも、特に巨大なクスノキが3本あります。これらは「御神木」と称され、強いパワーを発しているとも言われています。

また、御神木に向かって手を大きく広げてかざすだけで、御神木からパワーを授かることができるという一説もあります。

さらに、御神木の写真を持ち歩くことでパワーを授かることができるとも言われており、御神木を携帯電話の待ち受け画面にする方もいました。

3. 熱田神宮の行き方・アクセス方法

熱田神宮へは、電車・車どちらからもアクセスすることが可能です。東京方面・大阪方面からの詳しいアクセス方法については以下を参考にしてください。

◆電車をご利用の場合

東京方面よりお越しの場合

・東京から名古屋まではJR東海道新幹線(のぞみで約100分)

・名古屋駅で名古屋鉄道(名鉄)名古屋本線に乗り換えて、約5~7分乗車して「神宮前」駅で下車

・徒歩3分で熱田神宮着

大阪方面よりお越しの場合

・大阪から名古屋まではJR東海道新幹線(のぞみで約50分)

・名古屋駅で名鉄名古屋本線に乗り換えて、約5~7分乗車して「神宮前」駅で下車

・徒歩3分で熱田神宮着

◆お車をご利用の場合

東京方面よりお越しの場合

・東名高速道路・豊田JCT下車⇒伊勢湾岸自動車道⇒名古屋IC下車⇒名古屋高速(約20km)⇒呼続出口下車

・その後、堀田通「地下鉄堀田」左折し国道1号線へ⇒「伝馬町」交差点右折⇒直進すぐ東門駐車場

大阪方面よりお越しの場合

・名神高速道路・小牧IC下車⇒名古屋高速(約20km)⇒堀田出口下車

・その後、堀田通「地下鉄堀田」右折し国道1号線へ⇒「伝馬町」交差点右折⇒直進すぐ東門駐車場

4. 熱田神宮とともに楽しみたい!大人気の名物グルメ

せっかく観光として熱田神宮のパワースポットを巡るのであれば、名古屋グルメもぜひ楽しんでおきたいところです。

ここからは、熱田神宮近隣の大人気の名物グルメについてご紹介します。

4-1. きしめん

熱田神宮境内で唯一食事のできる場所が、東海地方で有名なチェーン店の「宮きしめん」です。

「きしめん」は名古屋でも人気のあるうどんの一種で、平たく打った麺とお出汁の効いたスープが特徴です。

宮きしめんでは、醤油ベースのコクがある「赤つゆ」と、白醤油ベースのあっさりとした「白つゆ」のどちらかを選ぶことができます。

さらに、椎茸やほうれん草、さらにかまぼこや揚げ豆腐などさまざまな具材がすでにトッピングされていますが、お好みでエビの天ぷらやかき揚げのトッピングを追加することも可能です。

熱田神宮の境内ということもあり、静かな空間で美味しいきしめんを楽しむことができます。観光中にほっと一息つきたい、お腹を満たしながら休憩したい、そんな時にもおすすめです。

4-2. ひつまぶし

「ひつまぶし」とは、細かく刻んだウナギをおひつのご飯に載せた料理で、きしめんと同様に熱田神宮での参拝とともに、ぜひ味わっておきたい名古屋名物グルメの一つです。

食べ方に特徴があり、お好みで薬味をご飯の上に乗せたり、特製のだし汁でお茶漬けにしたりなど、何通りもの味が楽しめる名古屋ならではのウナギ料理です。

熱田神宮のすぐ近くには、140年の歴史を誇るひつまぶしをはじめとしたウナギ料理の名店があります。創業当時から継ぎ足して使用しているという秘伝のタレをつけて、備長炭で焼いた香ばしいウナギを味わうことができます。

名古屋名物のひつまぶしを味わいたい!という観光客の方にも人気があり、お店の前には行列ができていることが多いため、電話等で事前に予約することをおすすめします。

観光として熱田神宮を訪れる際は、美味しいグルメも共に楽しんでください。

まとめ

熱田神宮は愛知県でも人気の高い観光スポットの一つであり、伊勢神宮と並ぶ東海地方最大のパワースポットです。地元の愛知県民および名古屋市民の間では初詣先としても人気で、毎年多くの地元民が、熱田神宮で一年の始まりをお祝いしています。

広大な敷地を誇っている熱田神宮。初めて観光として訪れるのであれば、なるべく境内の歩き方を知っておきたいところです。今回ご紹介した熱田神宮の見どころや付近の名物グルメを参考に、ぜひ熱田神宮での観光を堪能してください。