マンスリーマンションは仮住まいとして利用されることが多いですが、もともとペットを飼育していた人にとっては、仮住まい中であってもペットとともに過ごしたいと思うのが一般的でしょう。
そのような場合、利用するべき物件はペット可のマンスリーマンションです。しかし、たとえペットの飼育が可能であっても、注意するべき点がいくつかあります。ここではペット可のマンスリーマンションを利用する際の注意点についてご紹介します。
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■防音性が高い部屋を選ぼう
ペットを飼う際、トラブルに発展しやすい問題がペットの鳴き声です。ペット可の物件でも、ペットの鳴き声が原因でトラブルに発展してしまう可能性もゼロではありません。
なので、トラブルを回避するためにも、防音性の高い物件を選ぶようにしましょう。隣近所の声がよく聞こえるような物件は、たとえペット可であっても避けることをおすすめします。
また、できれば壁紙などに消臭加工がされている物件を選ぶこともおすすめです。やはりペットを飼育していると、部屋にペットのにおいが染み付いてしまうので、つぎの入居者や隣近所の入居者のためにも、においの面でも対策されている部屋を選ぶことをおすすめします。
■ペット可のマンスリーマンションを選ぶときは必ず相談する
じつはペット可の物件であっても、すべてのペットが飼育可能というわけではありません。ペットの種類や大きさによっては、ペット可であっても入居不可になる可能性があります。
そのため、ペット可のマンスリーマンションを選ぶときは、あらかじめペットの種類と大きさを伝えておくことがおすすめです。
また、ペットの数にも制限が設けられている場合もあります。ペットの数の制限は明確に表記されていることは少ないですが、騒音問題やにおいの問題などもあるため、ペットの数についても相談をしておきましょう。
■マンスリーマンションではペット用品の貸し出しは行っていない
マンスリーマンションではさまざまな雑貨や消耗品の貸し出しサービスが行われています。アットインでも、家具家電はもちろんですが、調理道具や掃除道具などの貸し出しも行っています。
しかし、ペット用品の貸し出しは行われていません。ペット可の物件自体が少ないため、さまざまな貸し出しサービスを行っていたとしても、ペット用品は用意されていないのです。
そのため、ペット用品は必ず自分で用意しておく必要があります。
■備品や部屋を傷つけないように注意
ペット可の物件であっても部屋を傷つけることはNGです。場合によっては壁紙をすべて張り替えなければならない事態に陥ることもあります。もしも、ペットによって壁紙や柱などがぼろぼろになってしまった場合、改装するための費用は入居者が負担しなくてはなりません。
また、マンスリーマンションの場合、備え付けの家具や家電は、入居者が自由に使用することができますが、所有者はマンスリーマンションの運営側にあります。そのため、ペットが原因で破損してしまった場合、弁償する必要があります。
ただし、マンスリーマンションでも住宅保険に加入するのが一般的であり、万が一誤って備品を壊してしまったとしても、保険によって補償してもらえる可能性もあります。ただし、どちらにしても備品は運営側に所有権があるということは変わりません。
なるべく、ペットが備品に触れてしまわないように対策しておきましょう。
■糞の処理などペット飼育におけるマナーを守ろう
ペット可のマンスリーマンションであっても、すべての入居者がペットを飼っているわけではありません。中には動物が苦手な人も入居しています。また、ペットの種類によってはアレルギーを持っている人もいるでしょう。
そのため、ペットをマンスリーマンションで飼う場合は、マナーをしっかり守る必要があります。まず、糞は必ず自分自身で処理しましょう。糞をマンションの廊下やエントランスに放置すると衛生面で問題がありますし、においが充満する原因になります。
また、マンション内ではペットが吠えたり暴れたりしないように、リードをしっかり持つことや、必要に応じてペットを抱えて移動するようにしてください。
■まとめ
- 防音性の高い物件を選ぶ
- できれば消臭加工のされた物件を選ぶ
- ペット用品は自分であらかじめ用意しておく
- 備品や部屋を傷つけたり壊したりしないように注意する
- マナーを守ってほかの入居者に迷惑をかけないようにする
ペット可の物件でも、ペットが原因でさまざまなトラブルに発展してしまうことがあります。入居者同士のトラブルだけでなく、備品を壊すなど家の中でもトラブルが起きてしまうこともあります。 ほかの入居者に迷惑をかけないようにマナーを守り、ペットをきちんとしつけておきましょう。